サワコの朝の角田光代さんが素敵だった件
いやー、立ち振る舞いからちょっと天然っぽいとこまでホントに良かった。
もともと童顔で可愛かったけど、50過ぎても盛ったりしないで自然な感じが物凄く好印象。
あの角田光代でさえ、disられて書けなくなる位しんどかった時があったんだな。
私が好きな作品は、その暗い!と編集者に言われていたころの作品が多いと思う。
対岸の彼女のあとは、売れ線というか、やっぱ直木賞なのでエンタメっぽいのが多く、それはそれで映画化されたり
読ませるストーリーだったけど。
なんかこう、生きにくさを抱えた主人公に自分を重ねることができた角田さんの初期の作品『まどろむ夜のUFO』が好きだ。
- 作者:角田 光代
- 発売日: 2004/01/16
- メディア: 文庫
このころの角田さんの本の中には自分を持て余し、かったるく、複雑な家族のなかで揺れ動く危うい女の子が描かれていたように
思う。
しかし、バックパッカーで思い立ったらリュック背負って飛行場に行ってた角田さんも、コンサートで腰が痛い!というようになるとはなあ。
あー。月日は流れる...。