六畳一間とエリックサティー
初めての一人暮らしは、大学生になった春。
母親と無印良品に行って、食器だとかベッドだとか、小さくて可愛い家電を揃えてもらってワクワクしたことを思い出す。
六畳一間のアパートで、それでも初めての自分の城なわけで。
アルバイトしてはいい感じの椅子を買ったり、頭の中は毎日インテリアのことばかりだったような気がする。
本棚もなく、カラーボックス(当時の学生御用達)を重ねて文庫本をギッチリ並べ。ミニコンポからはエリックサティーが流れ...。
今になるとかなり恥ずかしいのだが、まあ青春とは誰しも酔っぱらっているもんだよなあ。
インテリアとか暮らし方のことでかなり影響を受けたのは津田晴美さんだ。
いまでも、津田さんの本を読むと新鮮で、住むことも食べることもみんなつながっていて大切にしなくちゃと思ってしまう。
- 作者:津田 晴美
- 発売日: 2004/04/12
- メディア: 単行本
ブルーのギンガムチェクの装丁がさわやかでとっても好きな本。