さかさま日記

食べたり読んだり只今脱皮中

ワニ君と余命をみながら感じてたこと。

Twitterで毎日みていたワニ君が終わり。そしてまた新たな展開に賛否両論。
電通案件とか、なかなかシビアだよね。
でも、それはさておき、100日間、ワニにいろんな気持ちを重ね合わせて寄り添ってきた私。

というのも、去年、家族が癌になって。余命宣告されるほどでは無かったにせよ。
でも、医者の口から「ガンです!」と言い切られたときのガーーーーーーンというか、

ガーンがこだまして共鳴してどこにいても何をしてても鳴り響く日々は本当につらかった。

本人も辛いんだろうけど、家族もほんとしんどかったです。

いや、もう年だし、まあいつかは私も家族だって死ぬんだろうとは思ってたけど、その死がリアルになってきたというのか。
それからは、一緒に観たかった美術館に行ったり、コンサート聴きにいったり、おいしいもの食べたり。
やたらめったら写真撮りまくったり...。
明日が来ることは当たり前じゃないんだなって、ちょっと大袈裟かもだけど、あの頃はマジでそう思ってたなあ。


で、今回ワニの四コマみてたら、その時のしんどさと切なさをちょっと思い出してしまった訳です。


今は医学も進みガンも治る病気になってきてると報道されてるけど、やっぱりね、ガンって想像以上に重かった。


癌の闘病記とか、それこそblogとか沢山あるんだけど、自分が励みになったのは内澤旬子さんの『身体のいいなり 』
闘病記を超えた内澤さんの強さを感じた。
今もインスタで山羊と戯れイノシシの肉を売ったり、内澤さんの元気でカッコイイ姿みては力をもらっている。

身体のいいなり (朝日文庫)

身体のいいなり (朝日文庫)

  • 作者:内澤旬子
  • 発売日: 2013/08/07
  • メディア: 文庫