さかさま日記

食べたり読んだり只今脱皮中

片手に雑巾こころに花束あたまは動脈硬化

soundcloud.com

□ あまり外食をする方では無かったけれど、ふと歩いてるとファミレスや茶店にも休業のお知らせがでかでかと張り出されていて気が滅入る。全国に緊急事態宣言が出たからこれからますます開けてるお店がなるんだろう。

そういえば、姉から手紙が届いていた。マスクを10枚くらい送ろうか?とメールしたら2箱あるから要らないと。姉はスマホ持ってるのに必ず手紙で返事をくれる。82円の記念切手の隣に2円のウサギの切手が寄り添ってた。今って手紙は84円になったんだな。

本を読めば自由にどこにでも行けるよ!とはいっても、普通の時と違って何か読書にも集中できない。特に小説のようにストーリーを追うものは今は難しいな。

貞女への道

貞女への道

橋本治『貞女への道』 
橋本治が好きなので、古い本も時々読み返してしまう。再読して改めて「ああ、そうゆうことだったのか!さすが橋本治は女心をわかっていらっしゃる!」って思う。貞女って何だよ?って感じですがね。もう令和で、フェミニストがネット上でも大流行りになり大きな声をあげ、LGBTウエルカムな時代になり、でも、それでもね、昭和だろうが平成だろうが令和だろうが、女なんて男だって変わらない部分がやっぱりあるわけで、今でも古びない。最後の方で子供にも言及していて、子供も母親の顔色を窺って、早いうちから大人になりすぎて、子供っぽい大人になってしまっている。子供は子供らしくすべき。親に尽くしたりせず、子供を満喫すべし。自分のことを振り返って、(ああ、こどもの頃にこの本を読みたかった。)そう思ってしまった。わたしの子供時代返せみたいな。ちゃんとこども時代こどもで居れたひとこそ、良い結婚ができうような気がする。子供っぽい大人は子供っぽい大人を選びがち。そして、子供っぽい大人を育てがち。自称お節介オバチャン橋本治アイロニー含んだ言い回しにズタボロにされる一冊。