さかさま日記

食べたり読んだり只今脱皮中

人のお弁当が見たい

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馬渕モモ『ひと足早い夏』 今の季節にピッタリなタイトル。かわいい。

□ 今日は買い物には行かないと思っていたが、やはり我慢できなくなり自転車に乗り遠くまでいく。大きなパチンコ屋の駐車場がガラーンとしてた。学校も休み。旦那はパチンコにもいけず家でゴロゴロ。奥さんパート休みでイライラ。そんな光景を頭に過らせながらチャリを漕ぐ。家族がみんな家にいる。密!ウイルスだけじゃなく家族の密は危険。買い物無いのにスーパーに行くと、グミの新製品とか、歯ブラシのトラベルセットとか別に買わなくてもよいものを買ってしまって自己嫌悪になる。気分転換ならば公園とかが一番だなと自戒。夕飯はブリの照り焼き。サラメシのお弁当今週も良かった。サラメシでいろんな職場を観れるのが本当に好き。職人憧れる。

おべんとうの時間

おべんとうの時間

お弁当の時間は4巻くらいまで読んだけど、やはり1、2巻のあたりまでが秀逸。
弁当からにじみ出るひとの温かさ、文章もいいけど写真を観てるだけで、「あー、自分も頑張ろう」と思える。元気が出る。
今日も知らない場所で知らない仕事で知らない誰かが働いてる。それを支えるお弁当ってホント凄い。気持ちがささくれ立った時に効く。

マスクシンドローム(ひとのマスクが気になる)

コーネリアス 『Bad Moon Rising』 カッコイイ最高。小山田君のセンスが良すぎる。

□ ベランダのチューリップの花を切って、シクラメンの花も切り。シクラメンは一年放置しても次の年咲いたのは実証済みだが、果たしてチューリップの球根って採れるものだろうか?とりあえず、液体肥料をかけて球根を育ててみる。
本の片付けをするものの、つい手に取って読んでしまってなかなか進まない。結局どれも素晴らしい本に思えて捨てれる本がなくなって、ただ本を平行移動しただけの徒労に終わるという。
ラーメン半分食べて、薬局に行く。マスクは無かったが、マスクの型紙が置いてあったので一枚貰う。ネットでプリントしたものより手縫いに適しているかもしれないとか思う。ミシン派だけじゃなく、手縫い派の型紙も良い。(断捨離だとか、ミニマリストブームで皆普段使わないものは持たなくなってきてるからなあ。マスクのためにミシンは買いたくない。)歩いていて良い感じのマスクしてる人をみると「そのマスクの型紙みせてください」とききたくなる。全くもってマスクシンドローム
夕飯は、アサリのパスタにするはずだったが、よいホタテの稚貝があったのでそれにする。洗ってたらホタテに手を本気で噛まれてびっくり!それだけ新鮮ということだが。ホタテ稚貝パスタは美味しかった。貝類は春おいしい食材だな。
感染者39人。ずいぶん減ってきた。なんとなくいい感じだが、ここで気を緩めないようにしなくちゃ。

蜆

ホタテの貝に噛まれて、梅崎春生の『蜆』を想い出した。梅崎春生はとても好きな作家なのだが、この蜆がもうね、思い出しただけで心に突き刺さる何かがある。善とは偽善とは...。きれいごとばかりでは生きてゆけないし、社会にでると騙したり騙されたり、巧妙に立ち回れる人ほど出世してゆくような気もする。そんなんで色々悩むこともある。
10分もあれば読める短編でしかも青空文庫で無料なのだ。古い本だが埋もれさせてはいけない小説だと思う。超絶いい!

哲学するネコ


Star Fruits Surf Rider · Cornelius  懐かしい。この曲を聴くと幸せな気持ちになれる。

□ 最近、悪夢で目が覚めて、二度寝してまた悪夢を見る。起き抜けに見た夢は午前中は明確に思い出せるものだな。コンビニまで歩き昼はまたラーメン。昨日録画したドラマ、『M 愛すべき人がいて』を観て麺吹きそうになる。ガラスの仮面だ。浜崎あゆみってこんな苦労人なのか。そして根性試しとかってヤンキーかよと思う。突っ込みどころ満載で次回も楽しみ。
夕方スーパーに行ったら、キレイキレイの詰め替えが久しぶりに売っていたので一個買う。夕飯はお持ち帰りで餃子。甘い餃子だった。本日は感染者数がやっと二桁に戻った。この調子で連休明けには終息して欲しいが...。
そういえば『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』を二話観た。シャアがいないガンダムはいまいちなんだが、鉄血が一番いいという人もいるのでできたら全話観たい気もする。
たいしたこともせず、食べて歩いてテレビ観て、自粛の日々は流れていく。


今日は哲学の日なんだそうだ。なので今日の一冊は『哲学するネコ―文学部哲学科教授と25匹のネコの物語』
哲学的な難しいことが書かれているというより、哲学的視線で観た猫のお話というべきか。筆者、左近司祥子さんは哲学者だが、猫の多頭飼いをしている。しかも捨てられた猫を連れてきているという、ものすごい猫好き。本を読んで猫になりたいが、やはり人間は猫にはなれないという当たり前と言っちゃそうなんだが、悲しい現実を突きつけられた。猫のように自由きままに自己肯定感高く生きることは人間には無理なんだそうだ。だからこそ、猫に憧れるし、猫がかわいくて仕方がないのかもしれない。

こころに少しだけでも栄養を


Tenniscoats テニスコーツ | Baibaba Bimba | A Take Away Show

テニスコーツ良いです。激しくダンスするわけでもなく、こんな風にゆったりしてる雰囲気さいきん足りない。

□ マスクの型紙をコンビニでプリントする。型紙提供者の方に感謝。ユザワヤとかいろんな型紙があったけど、Twitterで配ってたものにした。作り方とか細かい指示が丁寧に紙の中に収められて安心感まで貰えた。昼ラーメン食べてたら、若松英輔さんがこころの時代に出ていた。若松さんって、服装とかおじさんっぽいのがすごく好感持てる。聖書の「コヘレトの言葉」をやってて、コヘレトは私も聖書のなかでは最も好きな箇所だ。空とか時とか。すべて時にかなっている。コロナ渦にあって、別にクリスチャンじゃなくても聖書の言葉は力や癒しになるなーとか思った。ってか若松さん出てくるとそれだけで安定感が増す。
降りないドライブでツツジ中央分離帯を見に行く。まだ早かったが、家から離れてちょっと遠くにいって自然を愛でるの良かった。車は普段の土曜の4割くらいしか走ってなくて皆ステイホームをちゃんと守っている。(自分は不良だな。)
夜『クローバーフィールド』を観たんだが、SFってよりはパニック映画で2008年の映画ということを考えてもいまひとつ。手持ちカメラの臨場感を狙ったようだが、観てるほうは画像の揺れに酔うばかり。映像で酔わせてくれー!ストーリーとしては、ラブコメですか?まあ、死ぬ前に助けに来た恋人や友がいたという記憶が残っただけハッピーエンド?
バナナが品薄とのこと。なんでも品薄になる。感染者数も減って、このまま終息しそうな気配と楽観的に考える。

遅いインターネット(NewsPicks Book)

遅いインターネット(NewsPicks Book)

Twitterみて気になった本。わたしには内容的に難解かもしれないが、小説ばかりじゃなく、たまにはビジネス系(これはビジネス書なのか?)も読んでみたいと思わせられたのでメモとして残しておく。

これは恋ではない


PIZZICATO FIVE / ベイビィ・ポータブル・ロック

ピチカート・ファイヴ最高。最高にハッピー。野宮真貴ちゃん今日もチャーミングすぎる。


□ 三日に一回、一人で買い物指令が出たせいか、スーパーも空いていた。昨日までは、店内をこどもが奇声をあげて走り回ってたからなあ。でも、それはそれでわかるんだ。こんなどこにも行くところがなくて、こども達だってストレス溜まってるだろうしね。ふと気が付くと忘れて二メートルの線を踏み越えていて睨まれちゃったりとか気を遣う。
いつもシールド張って生きてるからウイルスなんて平気さっ!と思ってるんだけどね。基礎疾患とか外見ではわからないから注意しないと。

ブログ(日記)書くことで随分精神的に救われてるような気がする。平民金子さんのtweetに乗っかって良かったな。
小学生の時、学校であったことを長々と母親に話して「宿題やっちゃいなさい!」っていつも怒られてた夕方の台所。なんだろうな、お母さんに全て話したくて話すとスッとするというか安心できたんだよね。転校とかでストレス感じてたし。ストレスがたまるとなんでオシャベリになるんだろう。
Twitterだと、TLを汚すなー、とか、ウザいと思われるなー、とか気になるけど、blogだと、流れてくる言葉も流す言葉もなく自分の空間で、それがホントいい。

ピチカート・ファイヴ小西康陽の『これは恋ではない』

青春のバイブル的に好きでしたねえ。 ミケランジェロ・アントニオーニの「欲望」部屋でバックグラウンドとして映像を流すとかマネしましたね。吉田健一の本を読んでみたり。オシャレがすべて詰まってる気がしました。当時は。
もう、絶版のようで残念。

絶版本、想い出本をこうして記録しておく。いつかは消えちゃうかもしれないけれども。

うー。原田治ミスドってこれまた懐かしすぎるじゃんねえ。欲しいけど、ステイホームウイーク...。ってかミスド営業してるのか?ドライブスルーとかあるのか?

古川日出男『おおきな森』


岡田拓郎『Glass Bottle Irony』

□ だんだん家に引きこもりも慣れてくる。カスタードプリン作りたいな。いろんな情報が流れてくるが、インスタで好きな画像を眺めている方が良い気分になる。写真はいい。言葉は時としてストレスになる。マスクのゴムが無くて、ニットヤーンでマスクの紐にする予定。ミシンが無いので手縫いで作ってみる。

ついに古川日出男の新刊『おおきな森』が販売された。すごい厚みと豪華な装丁!これは本のアマビエになりそう。パワーありそう。一家に一冊。
『聖家族』も入り込むまで大変だったが、いったん世界にのめり込むと速い。古川日出男を読むときは音読してみるのも良い。って乗ってくると自然に声がでる(笑)


【朗読】『おおきな森』著者・古川日出男が魂の朗読。【第一の森】

電子書籍のほうが安いけど、やはりここは紙でしょう。重さを感じながら祈るように読みたい。(宗教かよ!)
しかし、古川日出男の朗読は相変わらず神がかってる。何かに憑かれたような抑揚が最高だな。

お籠り生活に風を通す


銀河スープ / 潮と学生服 (Official Video)
銀河スープ『潮と学生服』 屋上で踊ってる女性、いい。

□ 天気ばかりよくて、布団ほしてみたり。丁寧に料理を作ろうと思っても何か気力が出ない。たぶん街とか賑わいとか、そんなのから元気もらってたんだろうね。いやだ、いやだと思いつつも仕事、仕事の複雑極まりない人間関係からも元気もらってたんだと思うよ。はー。部屋にいると息が詰まりそうで、公園に散歩に行く。同じようなひとがいっぱい歩いている。犬の散歩してる人もいて、犬もなんだかいつもと違う散歩コースでハアハアしてた。部活の学生なのかな、集団で走り抜けていった。なんだかみんなが走ってる。自粛する店舗がどんどん増えていく。ドラックストアに爽の新商品プリン味を買いに入ったら、偶然マスクを買えた。びっくりだ。百人一首の札を取るような勢いだった。爽のプリン味は、純喫茶風とのことで期待してたが、あと一息な感じ。夜、細かな注意が促された。感染者は減ってきたが、規制は厳しさを増す。

サザンウィンドウ・サザンドア (フィールコミックス)


ポン・ジュノ監督のデビュー作『ほえる犬は噛まない』がとっても好きなんだけど。あれは団地じゃなくてマンションなのかな?ともかく集合住宅を走るシーンがすごく良くて。団地ブームってのがあって。わたしも結構はまったんだよね。その時読んだのが、石山さやかさんの『サザンウィンドウ・サザンドア』団地での日常の中に散りばめられた小さな物語。まるで団地の窓にともる明かりのように愛おしい。団地って南向きのところが多い。南向きで日当たり良くて、窓からもドアからも風が通り抜けていくような爽やかさを感じるマンガ。